本校の特色・教育方針

 本校は、1963年に設立されたドイツで最も古い補習授業校です。現在は広大な敷地を有する日本人学校校舎を借用し、140名近くの児童生徒たちは充実した施設の中で楽しい学校生活を送っています。

 学年構成は、幼稚部から高等部まであり、年齢の大きく異なる児童生徒達が、午前・午後に分かれて勉強しています。

 幼稚部年少・年中クラスでは、日々必要な日本語に慣れ親しむことを中心とし、年長クラスから本格的なひらがな学習も始まります。小学部は、国語2時間・算数1時間の必修教科に加え、5・6年では社会科授業を選択科目としています。

 中学部は、国語3時間を必修科目とし、数学1時間を選択科目としています。高等部も国語3時間が基本履修科目であり、一定の希望者があれば数学を選択科目としております。加えて、国語の授業では本人たちの希望も取り入れながら、朗読劇や高校プロジェクトなどの総合的な学習時間も設けています。

 小・中・高等部ともに日本の教科書を使用し、限られた時間内での効率的な学習を進めるために、保護者の協力による家庭学習(宿題)との連携も大切にしています。

 一方、図書室など諸施設の使用、あるいは授業研究などを通じて日本人学校とも交流を行っております。毎年6月には、日本ならではの行事、運動会も開催しております。また四季折々の日本の伝統的な行事として、七夕やお月見の会など楽しい催しが、保護者会やボランティアの方々の主催によって行われています。

 本校は、様々に異なる日本語環境や学習動機・目的などを有した子どもたちが毎週一回通学して日本の勉強を行う場です。多様で個性的な子どもたちが楽しく日本語で学習できるよう、豊かな教育を目指して努力しています。

現在コロナウイルスにより通常とは違った形での授業を行なっております。

ご理解のほど宜しくお願いいたします。